ミシガン大学 テクニカルライティング集中セミナー 参加者体験記
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第20回ミシガン大学夏季セミナに参加して
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私とテクニカル・ライティングとの出逢いは、1982年に溯ります。日本テクニカル・コミュニケーション協会主催による、篠田・早稲田大学教授の講座を受講し、効果的な技術文書作成の作法に目を開かれました。単語や文レベルのノウハウもさることながら、最も印象に残ったのは、修辞(レトリック)、特に文書の構成や論理の展開技法でした。職掌(輸出担当の技術者)がら英語で外国人とさまざまな局面(手紙、E−メール、プリゼンテーション、マニュアル作成等)で接することが多く、この講座で学んだことを実務に活かすように心掛けてきました。
その後社内の外国語研修所に転勤になり、最近では、教えたり、講座を開発したりする立場から英語と取り組んでおります。この度、斯界の世界的権威である、Stevenson,
Mathes 両教授が直接教えられるという、ミシガン大学の日本人技術者・管理者向けテクニカル・ライティング集中夏季講座のお誘いを受け、早速出席させて戴きました。テクニカル・ライティング(というよりは、会社等組織の中でお目にかかる殆ど全てのライティング)の聖書とも言える、両教授書き下ろしの名著
"Designing Technical Reports" を軸に、5日間たっぷり講習がなされました。通常は、1学期フルに使って教えられるような内容を、これだけ短い期間でつめこまれるので、かなり密度の濃いコースでした。
一応の実務経験を積んでいる私にとっては、復習という面が大きかった訳ですが、今までばらばらにかじってきたことを、改めてライティングという作業全体の観点から位置づけし捉え直す、絶好の機会になったと思います。特に効果的だったのは、自分たちの書いたものを受講生同士批評しあったり、教授に添削・講評してもらったりする、ワークショップでした。講義を聞いて頭では理解した積もりでも、実際に書いてみると学習したことが活かせていないことが多いものです。また、他人の欠点はよく見えても、自分の欠点には気が付かない、というのも人間の常です。今回も、自分では気が付かなかった幾つかの弱点に目が開かされる、という貴重な体験を致しました。
終わりに、課外活動を含め、私たちの学習環境を快適にするよう配慮して戴いた、両教授をはじめとする現地スタッフ、この機会を設けて戴いた日本テクニカル・コミュニケーション協会、東京外国語センターの方々に、お礼を申し上げます。
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ミシガン大学集中セミナーに参加して
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全米でTOP5の名門校ミシガン大学で、科学技術英語の権威であるProfessor J.C.
Mathes, Professor Dwight Stevensonから直接指導を受けるすばらしい機会であるミシガン大学集中セミナーに参加した自分なりの感想を述べたいと思います。
今回のセミナーを通じて一番印象に残ったのは、両教授の指導内容が非常に論理的に組み立てられていたことです。すべてが階層的な構成になっており、説明内容がすっきりしていました。きれいな論理の流れから両先生が特にわれわれ日本人受講者に伝えたかったのは、アメリカ人が納得しやすい論理構成の仕組みだったと思います。
セミナーの中核は、8つのPatterns of Argumentを学び、伝達目的によって最適なPatternを使い分けることで、効果的に読み手に情報伝達をするというコンセプトです。特にアメリカ社会では積極的なアピールが必要であり、このためのPersuasive
Patternの重要性も合わせて学習しました。
7年半のアメリカ駐在を通じてPersuasive Communicationの必然性は経験的に体得していたつもりでしたが、アメリカ人は学校で体系的に論理構成を学び、活用していることを知り、日本で教育を受けた私達には新鮮な驚きでした。
両先生とも非常に忍耐強く、授業の論点がずれないように細かな文法事項のミスなどの指摘をすることなく、テーマに注力して指導してくださったことにも感銘を受けました。「実用文では、センテンスあたりの校正よりも、パラグラフ単位の校正が大事」と学習したとおりの指導姿勢でした。このあたりもアメリカで英語を学ぶ意義かもしれません。
授業の特徴は、必ず実習(Workshop)があることです。教わったことを実践するわけですが、頭の中では分かっていてもそれをすぐに実行にはなかなか移せないものです。参加者の中には既にTEPテスト1級合格者や勉強をしている方もおり、手際よく課題を終わらせる方もおりましたが、私は、なかなかペースをつかめず、宿題で持ち帰り夜中までかかって終わらせることもありました。
参加者は7人で、皆さん英語力向上に相当努力をされている様子で非常にレベルが高く感じました。いい仲間と啓蒙しあいながら集中して勉強できたことで、相乗効果があったのではないかと思います。
たったの5日間ではありましたが、ディパックに厚さ4cm位のバインダーにとじられたテキスト、厚さ3cmくらいの教科書、参考書や辞書2冊を詰め、ミシガン大学の学生にまじりバスに乗り、勉強に集中し、アメリカの学生気分が味わえました。夏休み返上ながら思いのほかリラックスできたのも不思議な気分です。
今後は今回学習した内容を踏まえ、自分の能力向上のみならず、課員の英語力向上にも役立てられえるよう努力を続けていきたいと思います。
本セミナー参加にあたり多大なるご協力をいただきました関係各位に末筆ながらお礼申し上げます。
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